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診療・部門紹介

薬剤部

— 薬剤部理念 —

わたしたちは、薬剤の適正使用を推進し、安全な薬物療法を行えるように努力します。

— 薬剤部基本理念 —

  • 地域医療機関と連携し、地域の医療に貢献します。
  • 医薬品の安全管理と適正使用に努めます。
  • 目標達成のため自己研鑽し、質の向上に努め、より専門性の高い薬剤師を育成します。

スタッフ

近年医療の高度化に伴い、薬物療法が複雑になっています。 私たち薬剤師は「薬の専門職」として患者さんが安心して安全な薬物療法を受けられるよう医薬品の適正使用を推進しています。 したがって薬を調剤するだけでなく、多職種と連携を取るため感染対策チームや栄養サポートチームなどチーム医療に参加しています。また集中治療室・全病棟に薬剤師を配置し、患者中心の医療が実践できるよう努めています。 ほぼ全ての業務を薬剤師全員で分担するローテーション制を取っており、幅広い知識を求められることは大変ですが、様々な患者さんの疾患に対応できる薬剤師として従事しています。

薬剤部長 赤崎 淳子

薬剤部長 赤崎 淳子
  • 薬剤師 23名(パート3名を含む)
  • 事務員 3名

2025年9月現在

資格 人数
日病薬病院薬学認定薬剤師 15名
日本薬剤師会 JPALS レベル6 1 名
感染制御専門薬剤師 1 名
感染制御認定薬剤師 1 名
抗菌化学療法認定薬剤師 2 名
がん薬物療法認定薬剤師 1 名
外来がん治療認定薬剤師 1 名
漢方薬・生薬認定薬剤師 2 名
糖尿病療養指導士 2 名
糖尿病薬物療法履修薬剤師 1 名
やまぐち糖尿病療養指導士 4 名
NST専門療法士 2 名
心不全療養指導士 1 名
骨粗鬆症リエゾンマネージャー 1 名
スポーツファーマシスト 1 名
日本薬剤師研修センター実務実習指導薬剤師 4 名
日本DMAT隊員 1 名
術後疼痛管理研修修了者 1 名
山口県肝疾患コーディネーター 2 名

業務内容

当院薬剤部では調剤業務・注射業務・病棟業務を「当番制」で行っています。

調剤業務

内服薬・外用薬調剤
  • 当院では入院・外来の処方を全て院内で調剤しています。 電子カルテ上に医師が記載した診察内容や検査値を確認し、患者さん個人個人に合わせた薬物治療を提案しています。
  • 調剤する際には患者さんの過去の処方内容(薬歴)と照らし合わせ、内容に変更がないか、用法用量や飲み合わせに問題がないかを確認します。 また、必要に応じて医師に問い合わせ(疑義照会)を行っています。
自動錠剤分包機

自動錠剤分包機

医師が薬を処方すると患者さんがお薬を飲みやすいよう、飲み方に合わせて薬を1回分ずつ自動的に分包する機械を導入しています。 作業時間の短縮、調剤の正確性向上に繋がっています。

散剤鑑査システム

粉薬は錠剤やカプセルなどと比べて混合・分包した後、その内容に間違いがないかを確認するのは難しいです。 各薬剤に付いたバーコードを読み取り、電子天秤で量ることで薬の取り間違えや量の間違いを防ぐことができます。 記録を残すこともでき、後で確認することが可能です。

散剤鑑査システム
注射薬調剤
  • 入院・外来患者さんの注射の投与量、投与速度、配合変化などの確認を行っています。
  • 抗がん剤調剤の際は治療が安全に行われるよう、患者さんごとに作成したカレンダーをもとに投与量や投与間隔の確認を行います。
  • 新病院への引っ越しを機に注射薬自動払出装置を導入しました。 薬とラベルが1処方ごとにトレーにセットされた状態で払い出され、調剤の正確性向上、作業時間の短縮に繋がっています。 返品された薬を自動で仕分けたり、使用期限の迫った薬を優先して払い出したりすることも可能です。

窓口業務

  • 外来の患者さんにお薬をお渡しし、説明を行っています。
  • インスリンの自己注射や飲み薬の抗がん剤などについては説明室にて説明します。

混注業務

  • 注射の抗がん剤は薬剤師2名が完全室外排気型安全キャビネット内で無菌的に調製しています。
  • 抗がん剤の曝露対策として、「抗がん薬調製マニュアル 第4版 抗がん薬の取扱い基準」より危険度Ⅰに該当する薬剤はBDファシール閉鎖式薬剤移送システムを使用しています。 現在、薬剤師が調製する抗がん剤のうち7割にファシ―ルを使用しています。
  • 抗がん剤ミキシング室よりパスボックスを通じて直接外来化学療法室へ混注した薬剤を渡すことができるようになっています。

院内製剤

  • 患者さんに必要な薬剤が市販されていない場合、院内で調製を行います。
  • 調製前に有効性・安全性を十分に検討した上で、クリーンベンチ内で無菌的に調製をしています。

病棟業務

  • 2018年11月より全ての病棟とICUに薬剤師が常駐しています。
  • 患者さんに対して薬の説明をするだけでなく、患者自身のアレルギーや副作用歴、持参薬の確認を行い、患者さんが安全で有効な治療を受けられるよう医師や看護師に対しても情報提供を行っています。
  • 回診やカンファレンスに参加し、多職種との連携をとっています。

外来がん化学療法

がん化学療法は、以前まで入院での治療が一般的でしたが、副作用を軽減する治療法の進歩により外来(通院)でも治療を受けることが可能となってきました。

  • 薬剤師は投与スケジュール、副作用等を分かりやすく説明し、患者さんが安心して治療を受けられるよう取り組んでいます。
  • 治療中の患者さんの思いに寄り添い、生じた副作用軽減のための相談、医師への処方提案なども行っています。

医薬品情報管理(DI)

DI とは Drug Information(ドラッグインフォメーション)の略であり、医薬品情報という意味です。 医薬品情報管理室では以下のような業務を行っています。

  • 病院内で医薬品を適正かつ安全に使用するために必要な情報を収集し、評価・管理・提供を行っています。
  • 収集した情報は薬剤部内で共有し、他の医療スタッフ(医師・看護師など)には「DI News」(月1回発行する院内向け文書)やカンファレンス、個別の質疑対応などで情報を提供しています。
  • 患者さん向けに薬の情報を提供する「お薬の説明書」の作成を行っています。
  • 副作用の情報を厚生労働省に報告し、早期発見や予防のため広く院内に周知します。
  • 院内で採用する医薬品を審議するための会議(薬事合理化委員会)に必要な情報を提供しています。

患者サポートセンター(地域連携室)

薬剤師は以下のように患者さんの入院をサポートしています。

  • 患者さんが入院する前、おくすり手帳の情報をもとに持参薬鑑別書を作成します。日頃飲んでいる薬だけでなく、健康食品(サプリメント)服用の有無も確認しています。
  • 手術を予定している患者さんの場合は、術前中止薬(血液さらさらの薬など)を飲んでいないか確認し、必要であれば中止薬を一包化から抜薬します。入院後の手術中止や延期を防いでいます。
  • 薬剤アレルギー歴のある患者さんには患者サポート担当薬剤師が対面でお話を伺います。収集した内容は電子カルテ上に記録し、入院予定の病棟担当薬剤師とも情報を共有します。 原因となった薬剤を処方できないよう登録する提案も主治医へ行っています。

在庫・医薬品管理

  • 医薬品を安定的に患者さんに届けるため、医薬品供給の情報をもとに購入管理を行っています。
  • 薬剤の商品バーコードを利用した医薬品発注システムを利用して発注を行っており、発注量は1週間程度の在庫量となるよう、日々の在庫量を把握し、過剰在庫や在庫切れのないよう注意しています。 なお、薬剤部内の棚卸を年2回行っています

チーム医療への参加

感染対策チーム

院内感染対策チーム(ICT: Infection Control Team)

院内感染対策マニュアルの作成・更新や消毒薬の適正使用、無菌操作に積極的に関与し、院内の感染防止に努めています。週1回ラウンドを行い、 感染対策がきちんと実施されているか確認を行うとともに、改善点の洗い出しを行っています。

抗菌薬適正使用支援チーム(AST:Antimicrobial Stewardship Team)

薬剤師が中心的な役割を担っており、医師からの感染症治療に関する相談にのるだけでなく、必要に応じて提案も行っています。 また、患者さんの状態を加味しながら、検査の提案など診断・治療のサポートを行っています。 最新の抗菌化学療法の情報を収集するために積極的に学会に参加し、医師への提案に役立てています。
病棟薬剤師との連携を密に行い、病棟での感染症治療においても支援しております。
これらの活動は院内だけでなく、近隣の医療施設に対しても行うことが求められており、院内の医師、看護師、検査技師と協力し、 地域全体での感染対策、抗菌薬適正使用推進のための活動に参画しています。

化学療法チーム

化学療法委員会を2カ月に1回定期的に開催し、レジメン(抗がん剤の投与量や投与方法、投与期間などを時系列に記した治療計画書)の審査・登録を行っています。 学会のガイドライン、海外を含めた論文や臨床試験のデータなどの科学的根拠に基づき有効性や安全性を評価しています。 副作用を予防するため、適切な吐き気止めや輸液を選択し、患者さんが安心して治療を受けられるよう努めています。 他にも抗がん剤曝露防止のため、閉鎖式薬物移送システムの導入など医療スタッフが安全に抗がん剤を扱えるよう取り組むなどがん化学療法全般に関わる話し合いを行っています。

認知症サポートチーム・精神科リエゾンチーム

認知症の診断の有無に関わらず病気の影響などで認知機能が低下している患者さんに対して、身体疾患の治療を安心かつ円滑に受けられるよう、 認知症の専門知識を有するチームスタッフが主治医および病棟看護師と連携・相談しながら、居心地の良い療養環境を整える支援を行っています。 患者さんが入院による環境変化で不安・徘徊・興奮・妄想・うつ・不眠などの症状が出現することを予防・軽減するために活動しています。 薬剤師は不安・徘徊・興奮・妄想・うつ・不眠などに対する使用薬剤の選択・調整を主治医に提案しています。

栄養サポートチーム(NST)

入院患者さんの栄養管理を多職種で実施・支援するチームです。当院では医師・看護師・栄養士・臨床検査技師とともに実際にベッドサイドで栄養状態を評価し、主治医や担当看護師に栄養に関する提案を行います。 薬剤師は、使用している注射・内服薬を把握し、病態・嚥下機能・医薬品間や栄養剤との相互作用などを考慮して、薬剤の変更・追加・中止の提案を行っています。 また、病棟での栄養療法・投与ルート、薬剤の処方提案の支援や院内の栄養に関する研修などを行います。

腎・糖尿病対策チーム

糖尿病に関する基礎知識・食事療法・合併症・インスリン注射の使用方法について「糖尿病教室」を開催し、薬物療法についての講義を担当しています。 また、糖尿病療養指導士等の資格取得や学会参加に対して医師や病院からのサポート体制も整っており、資格取得や維持に力を注ぐことができます。 治療に関して、患者さんが安全に治療を受けられるよう、検査に応じて中止する必要がある薬剤などの資料を作成し、多職種と最新の情報を共有できるよう取り組んでいます。

肝疾患対策チーム

肝炎から肝硬変または肝がんへの移行者を減らすため肝炎対策基本指針というものがあります。 その目標達成に向けて、肝炎患者さんやそのご家族へ情報提供や支援を行ったり、肝炎ウイルス検査の受検案内を行ったりしています。 薬剤師は院内でのB型・C型肝炎の検査が適切に行われているかを確認し、医師と情報共有を行っています。 特に免疫を抑える薬や抗がん剤などを使用している患者さんでは、免疫力が低下し、肝炎が再発する可能性があります。 おくすり手帳に詳細を記入し、定期的な検査を行えるよう努めています。

排尿ケアチーム

排尿に関する生活指導、環境調整、リハビリや薬物療法など包括的な治療やケアに取り組んでいます。 1日でも早く排尿を自立に導くことで、生活の質の向上を目指しています。 薬剤師は患者さんへ薬の説明をするだけでなく、他の薬との飲み合わせが悪くないか(相互作用がないか)、服用後の副作用が起きていないかを確認しています。

教育体制

新人教育

当直に入るようになるまでの約6ヵ月で基本的な業務を習得します。
先輩薬剤師が1名つき指導に当たっており、いつでも相談できる環境が整っています。

研修会・学会への参加

知識の向上、業務に関する情報収集などを目的として日本病院薬剤師会、山口県薬剤師会などが主催する研修会に参加しています。 研修会のお知らせは随時薬局内に掲示され、誰もが新しい情報を得ることができます。また、研修を受けるだけでなく学会での発表も積極的に行っています。 研修会・学会の内容は薬剤部内で報告会を行い、知識の共有に努めています。 研修会や学会へ参加するためのサポート(勤務時間の調整や参加費・出張費などの補助)も充実しています。

部内勉強会

毎月、薬剤師同士で勉強会を行い、知識の向上に努めています。

過去の内容

  • 抗生剤の適正使用について
  • インクレチン療法について
  • 心臓カテーテルについて
  • せん妄の薬物療法について
  • 内分泌療法について
  • 脳梗塞治療で使う抗血小板薬・抗凝固療薬について

また、新しい薬の導入時などに製薬会社のMRによる説明会を行っています。

患者様へ

おくすり手帳を活用しましょう!

おくすり手帳とは、いつ・どこで・どんな薬を・どのような飲み方で・ どのくらい処方されたのかを記録するための手帳です。
病院や薬局に行くときは必ず持参して、医師や薬剤師に見せるようにしましょう。

おくすり手帳

おくすり手帳の大切なポイント

1冊にまとめる
病院ごとにおくすり手帳を分けている患者さんもいますが、それでは意味がありません。1冊にまとめることで他の病院から処方されている薬との飲み合わせが悪くないか、重複して処方されている薬はないかを確認できます。
毎回貼ってもらう
薬の内容に変更がないからと手帳の中身を更新しないのはもったいないです!それでは今飲んでいるかどうかの判断が難しくなります。「いつ・何日分」処方されたのかという情報はとても大切です。ぜひ毎回貼ってもらうようにしましょう。
アレルギーや副作用などを書く
おくすり手帳にはアレルギー(飲み薬や注射でかゆみや発疹がみられたなど)や副作用を記載できるページがあります。忘れる前に書いておくと、きっと役に立ちます。
市販薬を買ったときは自分で記載する
ドラッグストアや薬局で売っている医薬品や健康食品(サプリメント)もメモしておくと、病院の薬との飲み合わせを確認することができます。

お薬を飲むタイミング

食前 食事の約30分前に服用してください。
食後 食後の30分以内に服用してください。
食間 食後2時間くらい経った空腹時に服用してください。
食事と食事の間を意味しており、食事の最中に飲むことではありません。
寝る前 寝る直前または30分~1時間前に服用してください。
頓服 症状が出たときだけ服用してください。

お薬の保管方法

薬は「温度・光・湿度」の影響を受けやすく、適切に保管しなければ効果が落ちてしまう場合があります。 保管方法について特に指示がない場合は高温、直射日光、湿度の高い所を避けて保管してください。 冷蔵庫で保管する必要のある薬もありますが、凍ってしまわないよう気を付ける必要があります。 冷蔵庫のドアポケットなど冷風が直接当たらない場所に置くようにしましょう。 また、誤飲を防ぐためお子様の手が届かないよう注意してください。

がん化学療法レジメン一覧

当院で実施されているがん化学療法のレジメンを公開しています。
医療関係者(医師、薬剤師、看護師等)を対象としています。

化学療法委員会にて審査され、承認されたレジメンを登録しております。 当院でがん治療を受ける患者さんの適正な投与・副作用管理を目的として公開しており、その他の使用目的については想定しておりません。 患者さんの状態によって投与量、投与スケジュールなどの変更がある場合があります。

がん化学療法レジメン一覧(PDF)(2026.02更新)

がん化学療法患者情報提供書(トレーシングレポート)

保険薬局にて得られた情報(服薬状況、副作用発現状況など)を記載し、病院への情報提供としてご活用ください。

がん化学療法患者情報提供書(トレーシングレポート)(Excel)

がん化学療法患者情報提供書(トレーシングレポート)(PDF)

製薬企業の方へ

医薬品製造販売後調査について

医薬品製造販売後調査等を担当される製薬会社・委託企業ご担当者の皆様へ

副作用報告や使用成績調査等の契約については、経理課が窓口になっております。経理課担当者へお問い合わせください。

製薬企業の方が新規に宣伝許可を取得する際の手続きについて

済生会山口総合病院での宣伝許可申請の流れ」をご参照ください。

学術活動許可申請書

製薬企業医薬品情報担当者の訪問について

薬剤部長、DI担当者等への訪問・面会をご希望の際は必ずメール(yakuzai-di@ymg-saiseikai.jp)でアポイントを取っていただくようお願いいたします。
は事務局にて入館手続きを行っていただく必要があります。

診療・部門紹介